設備案内

弊社設備のご案内です。

工場コンセプト

工場コンセプト

食品に対する安全志向の高まりとともに、食品工場においては徹底した衛生管理が求められています。

当社の奈良結崎工場では、生産システム、建築、設備などにおいて総合的な技術力を集結させ、 「環境・安全・人・生産・コスト」をキーワードに、原材料の入荷から選別・焙煎・調合・充填・検査・包装を経て出荷に至るまで、 最新機器を導入することによって綿密な工程管理を行っています。 また、豊かな自然環境を残す奈良の地で、工場の設計段階から環境への負荷にも配慮。

高い断熱性能や省エネ型照明器具の導入により、CO2排出量の大幅な削減を実現しました。

設備一覧

選別

選別Sorting

生豆の選別は美味しい珈琲づくりの第一歩

世界中の生産国から選び抜かれ、当社の工場に届けられたコーヒー豆は、最初にサンプリング検査が行われます。

無作為に選んだ袋から豆を抜き取り、当社の基準をクリアしているかどうか、ひと粒ひと粒厳しくチェック。 検査後、フィルターにかけてゴミや石などの異物を除去します。

選別を終えた生豆は、産地やグレードごとに分けて、年間を通して一定の温度に管理されたサイロで保管され焙煎を待ちます。

焙煎
焙煎
焙煎
焙煎 焙煎

焙煎Roast

コンピュータ制御による無段階焙煎が可能

生豆の香りや風味の個性を引き出す焙煎は、コーヒーの製造において最も重要な工程のひとつです。

当社では、焙煎機メーカーとして90年の歴史を持つLILLA社の焙煎機を国内で初めて導入。 時間当たり1,200kg(月産220t)の生産能力をもち、インテリジェント機能を有する自動運転システムをはじめ、均一な熱伝導が可能な焙煎ファン、フレキシブルな焙煎時間、クエンチング(急速冷却)、熱風循環システムなど、あらゆる面において高レベルのパフォーマンスとエネルギー効率を実現しました。

さらに、コンピュータ制御システムによって無段階焙煎を可能にしたことで、当社独自の卓越した技術の伝承が容易になり、それぞれの生豆がもつ特性を最大限に引き出す焙煎を行います。 また、高性能の急速冷却性能によって焙煎後の色合いも正確にコントロール。 豊富な焙煎データで新製品の開発も強力にバックアップします。

2017年、ドイツ・プロバット社製の大型焙煎釜を新規導入

需要が拡大しているPB、OEM製品や、オリジナリティの高い製品をご希望のお客様のニーズにお答えし、 ドイツ・プロバット社製の120kg釜を新たに導入いたしました。
本社第一工場の60kg釜、小型釜と併用し、職人による手作業にて ご希望の商品を焙煎いたします。

調合

調合Blending

高精度システムが熟練の職人技を忠実に再現

焙煎後のコーヒー豆は、品種や焙煎度合いごとに細かく分けられたサイロに収納。 熟練の職人技を寸分の狂いもなく再現する高性能のコンピュータシステムにより、それぞれの豆の個性を生かしつつ香り高くバランスのよいブレンドが行われます。

無段階焙煎と巧みなブレンド技術のシステム化によって、品質の安定化を図るとともに、新製品の開発と多品種少量生産を可能にしました。

粉砕

粉砕Grinding

雑味を出さず豆そのものの風味や旨みだけを抽出できるように、コーヒー豆や焙煎度合いに合わせて、粗挽きまで最適なグラインドを施します。

充填

充填Filling

香りと味わいを瞬時に充填

産業用ハイテク機器の分野で革新的な技術力を誇るドイツ・BOSCH社の全自動充填包装機を導入。粉砕を終えたコーヒーは酸化が進みやすいため、アロマフィンパルプ付きのパッケージにより、CO2を逃して外気をシャットアウト。長期間挽きたてのフレッシュな香りをキープします。

また、充填室入口にはエアーシャワー装置を設置。徹底的な除塵・防塵を行うことで、クリーンな生産環境を実現しています。

充填
充填
充填
検査
検査
検査

検査Inspection

最新の解析技術を用い時系列で製品チェック

最新の解析技術を搭載したX線異物検出装置を採用し、包装ずみの商品を個別にチェック。 容量誤差はもちろん、高感度異物検出で製品の高い安全性と信頼性を追求しています。 豊富なデータ管理システムによりトレーサビリティ能力も高めました。

さらに、すべての製造ラインにおいてカメラを設置。 画像データの保存により、万が一の食品事故にも迅速に対応できる万全のトレーサビリティシステムを構築しています。

包装&出荷
包装&出荷
包装&出荷

包装&出荷
Packing&Shipping

検品を終えた商品は、品質保存に最適な空調に管理された倉庫で注文に応じて梱包が施され、全国に向けてスピーディに出荷されます。

Ecology 人と環境にやさしい工場を目指して

高強度の構造材を使用

高強度の構造材を使用

高速道路の橋げたや高暦ビル用のものと同様の鋼材を使用した高強度の安全構造です。

トレーサビリティシステムの構築

トレーサビリティシステムの構築

画像やデータの記録・管理により、万が一の食品事故にも迅速に対応できる万全のトレーサビリティシステムを構築しています。 また、すべての製造ラインにおいて監視システムを設置し、セキュリティシステムも強化しています。

省エネタイプの照明

省エネタイプの照明

工場の照明には、LEDライトを採用し、電気消費力を大幅に削減。 また、瞬時に明かりが点くので、こまめに消灯できるというメリットがあります。

冷暖房コストを大幅に削減

冷暖房コストを大幅に削減

高い断熱性能を備えた外壁材により空調負荷を低減させることで、従来のALCパネルに比べ冷暖房コストを約50%以上削減します。

快適な空間でリラックス

快適な空間でリラックス

工場2階には、和室の従業員休憩室を設置し、リラックスタイムを設けることで従業員の働きやすい労働環境を提供しています。

焙煎機の消費燃料を大幅に節約

焙煎機の消費燃料を大幅に節約

焙煎時に再循環式の熱風装置により、熱風を再利用することで消費燃料を大幅に節約。またCO2排出量も抑えることで省エネルギーを実現しています。